Tere Naam

Producer: Mukesh Talreja and Sunil Manchanda
Director: Satish Kaushik
Starring: Salman Khan, Bhumika Chawla (introducing), Sachin Khedekar, Savita Prabhune, Ravi Kishan, Sarfaraz Khan, Mahima Chaudhary in a special appearance
Music: Himesh Reshamiya and Sajid-Wajid
Lyrics: Sameer and Jalees Sherwani


Genre: Emotional Romantic Drama
Recommended Audience: Parental Guidance


Released on 15th August 2003


Reviewer's Rating: 8 out of 10 Planet Bollywood
「これはいつもと違う」とよくボリウッドの作品では言われるが、もう慣れっこになってしまって、実際は別にいつもとそうは変わらない。しかし、今、本当の意味でこのTere Naamは今までの作品とは違うのだ。
Radhey Shyam (Salman Khan) は兄 (Sachin Khedekar)の家族とアグラに住んでいる。彼は地元の大学の人気者だ。そして彼は頼りになる仲間が3人いる。
保守的な女の子Nirjara (Bhoomika Chawla)の登場だ。彼女のフィアンセ (Ravi Kishan)はNirjaraが卒業するのを待っている。彼女の父親は地元の寺院の僧侶で娘のフィアンセはその弟子である。
RadheyはNirjaraと接するうちに次第に好きになってしまい、すでに婚約しているNirajaraに対して歪んだ愛情を示してしまう。
運命の悪戯により、Radheyは結婚しているNirjaraの姉を偶然にも売春宿から救い、夫のもとに返した。金銭を妻に要求していた夫だったが、Radheyの強い手腕方法によって妻が帰ることを受け入れた。
一方、NirjaraはいかにRadheyがNirjaraの姉を救ったかをフィアンセから聞かされRadheyを受け入れるように説得されていた。そしてNirjaraがRadheyを受け入れようと決意した頃、Radheyはとんでもない行動を起こす。そして物語は予期せぬ展開を見せる。
Tere Naam は2つのパートに分かれており、最初は´Oodhni´パートだ。前半は面白く、楽しく明るいものとなっている。そして後半の物語はゆっくりで現実的、悲劇的で目を背けたくなるようなシーンとなる。
監督の Satish Kaushik には2つの選択肢があった。後半についてオリジナルのSethuに少し変化を加えて商業的な映画にするか、あるいは現実的、批判的賞賛される映画にするかだ。そして彼は後者を選んだのは明らかだ。
Salman Khanのパフォーマンスについてだが、彼の入魂の演技といえるだろう。ロマンチックなシーン、エモーショナルなシーン、そして Mahendra Vermaのよくできたアクションシーンもすべてうまくこなしている。 Bhoomika Chawlaはヒンディー映画デビューを見事にかざった。共演の Sachin Khedekar, Sarfaraz KhanそしてRavi Kishan もすばらしい。
Himesh Reshammiyaによる曲は映画にとてもよくマッチしている。´Oodhni´はタイトルバックのTumse Milna (Manaliの美しいSolang valleyで撮影された。 )とともに素晴らしい。 Kyon Kisi ko and Lagan Lagi (Delhiの Pragati Maidanで撮影)は印象的だ。 ベストソングの ´Chand´がないのは驚きだ。

後半が家族連れに受け入れられたとすれば、観客は実に成熟したといえるだろう。映画は成功し、あるいは平均的なヒットとなるかもしれない。インド中で素晴らしいスタートをきったということを付け加えなければいけない。

20030829