Salman 'His Secret Passion'

Cine Blitz 2000 Juneの記事から抜粋
みんなはSalmanのことを傲慢で冷たい奴、礼儀を知らない無礼者、生意気な奴だと言うだろう。でも明日の命もわからない多くのガン患者にとってはSalman Khanは希望と幸せをふりまく大切な人なのだ。
ガン患者援助団体の大きなボードに記されている一人の名前に目がいく。Salman Khan。いつからSalmanはチャリティーにかかわるようになったのだろう?尊敬される人だと聞いたことがあるが、かれのパーソナリティは数少ない親友のみ知るところである。他のみんなは彼のスキャンダルやゴシップ記事しか知らない。冷淡で良心のかけらもないひどい奴とされている。
しかし、ある夏の暑い日、Salmanの一面を垣間見ることができた。Salmanの優しい心暖まる一面だった。
Salmanと4年間の親しいつきあいとなるJt.SecretaryのRekha SapruとCPAAのViji Venkateshの二人がSalmanの内面を教えてくれた。
Rekha Sapruは初めてSalmanを知ったときのことを思い出す。「それはRose Dayの9月22日だった。CPAAは世界中のガン病院にたくさんのバラを贈った特別の日だった。とても忙しくしていた時、Salim Khanの妻Helenから電話があったんだ。息子のSalmanが病院に行って患者達と一緒に過ごしたがっているって。私達はビックリしたよ。だってスターたちはそんなに来ないから。彼らも忙しいから実現には何日も待たなければいけない。でも患者達と一緒に過ごしたいとSalmanが言ってきたんだ。」
Salmanは招かれて、3〜4時間過ごしみんなと交流した。
Rekha Sapruは言う。「Salmanはそれ以来いつも来てくれるよ。時間がある時、フリーな時はいつでもここに来て彼らと過ごしてくれる。Salmanが来ると子供達は走っていくよ。肩に乗ったり腕につかまったり膝の上に座ったりするんだ。Salmanが彼らと一緒にいることを楽しんでいるのがわかるよ。
Viji Venkateshが付け加える。「本当だよ。子供と一緒にいる時のSalmanはホントの性格が見えるよ。笑って遊んでいてとても楽しんでいる。新しいゲームを子供たちに教えるのが好きみたいだ。おかしかったのは子供たちに玉突きを教えようとしていた時だったなぁ。彼が外国に行く時は子供たちにお土産もよく買ってきてくれるんだよ。
患者の中にSalmanのお気に入りはいるのだろうか?
「うん、いるよ。ベンハーという子供がいてSalmanはその子がとっても好きでいつも電話してきて病状を聞いてくるよ。他にもそんなお気に入りの子供がいたんだけど不幸にも救うことができなかったんだ。そうなった時、私達はSalmanにそのことを言わなかった。とても悲しむと思ったからね。」とRekha Sapru
Salmanは見せない。本当はとてもセンシティブな人間だが、彼はそれを外見上にあらわさないようにしている。Rekhaは言う。「よくスターが来て患者たちと一緒に過ごすんだよ。Srideviも1度来た。彼女は涙があふれるのを抑えられなかったんだ。彼女が気を取りなおせる様に外にエスコートしなければならなかったよ。でもSalmanはこういうことに対してとても強いんだ。言わなくてもわかっているみたいだ。
Salmanは患者たちと一緒にいる時はよりいっそう楽しくハッピーに振舞おうと努力しているよ。だから彼が来ると患者たちは元気がでるんだよ。」
CAPPはSalmanを自分達の一員と迎え入れた。そしてSalmanはその役割を果たしている。そこでの彼は人気者だがそれはかれのカッコ良さや鍛えられた筋肉のせいではない。はるかにもっと大切な彼の気持ち、やさしさによるものだ。Viji Venkateshが言う。「彼はとても素晴らしい人間だ。なんでマスコミがあんなに悪いことばかり書くのかわからないよ。この間違いは何とかしなければいけないと思うよ。彼は恵まれない人達のことを親身になって考えてくれる貴重な人だよ。彼が町にいる時はとても頻繁に電話をかけてきて この子はどうした、あの子はどうなったとか病状を聞いてくるんだよ。ある時、彼は何パーセントのガン患者がなくなって、ナンパーセントが助かるのか聞いてきたことがあるよ。」
Salmanはガン患者に対してなにかしてあげたいようだ。Vijiが言う。「Salmanはとても優しい心の持ち主だよ。誰かのために何かした時、彼は幸せを感じるんだ。誰かの役に立ちたいと願っている。こういう気持ちはだれでも家族が伝えていくものだと思う。Salim KhanSalma Helen、みんな素晴らしい人だよ。」
Rekhaが同意する。「Salmanの家族はとても神のことを考える傾向があるみたいだね。Helenと神に関するなにかについて話していると、彼女は泣き出してしまうんだ。だからSalmanがこういう傾向があったとしても驚きではない。私の意見だが、Salmanはとてもうまく育てられた息子だと思うよ。もし彼の両親が回りにいたら彼は座らないだろうねぇ。何時間も座らずに立っているだろう。Salmanと知り合って4年経って、彼はこの4年で変ったと思うよ。より落ち着いてきたと思う。」
CPAAと患者たちはSalmanの家族だ。とても頻繁に患者たちはSalmanに会いたいときは電話をする。「Salmanの撮影現場にどうぞ」Vijiは言う。「Salmanにとって一番大切なのは患者達なんだよ。彼が撮影で遠出している時でも、私達と連絡はとれるようにしているんだ。彼がとても忙しくて病院に来れなくなって子供たちが寂しがりだしたということはよくある。だからSalmanにこちらから会いに行くんだよ。何時間もSalmanは子供たちと遊んだり話したりしている。Salmanと子供たちの会話はとってもSweetみたいだよ。子供達はSalmanみたいな大スターになれるかどうか聞くらしいんだ。そうするとSalmanはみんなにどうやったらビッグスターになれるか話して、彼らをみんなスターにするんだよ。
子供たちは喜んでいたよ。Salmanがいないと子供たちはとても淋しがるんだ。今彼はアメリカでショーをやっているけど、子供たちはそうしたい時にはいつでもSalmanの携帯に電話をかけて話すことができるんだよ。もし携帯の番号が変わった時は私達に新しい番号を知らせてくれるよ。」
Salmanは何度も個人的に患者のもとへ来てくれている。「ある時、女の子の骨髄移植の記事を見たんだ。Salmanは病院にとんでいって自分があげてもいいって彼らに言ったんだよ。」 Rekhaが言う。「それを聞いた彼の母親が『息子が何をしているのかわからないけれど安全にやってね』って言っていたよ。
私達はホントに反対しなければならなかった。なぜなら骨髄移植はとても痛い手術だし、患者よりもドナーのほうが大変だから。でもSalmanはもし骨髄が必要で患者とマッチすればやるつもりだと私達に説明したんだ。」
これだけではない。病院はSalmanを呼んだ。そしてかれは精神的,経済的に手をさしのべた。Vijiが言う。「あれは少年が化学療法を拒否していた時だった。少年は怯えてしまって何も治療をうけたがらなかった。彼の両親や私はあkれに泣くのをやめて治療をちゃんと受けるように言った。もう限界にきていた。なぜならこの治療はこの子にとって非常に重要なものだったからねぇ。もうどうして良いかわからなくなっていた時、Salmanのことを思い出したんだ。私はSalmanに電話すると、Salmanは静かに「その子に電話をわたして」と言った。Salmanが子供になんて言ったのかはわからないけれど、10分後、その同じおびえていた子供は笑顔で化学療法に応じたんだ。
一般に何か人にしたら、それに関してなにかおかえしを期待するものだが、Salmanの素晴らしいところはなにもおかえしを期待しないという事だ。彼が何かするのは報酬を期待してではなくて、ただ単に誰かの人生になにかしてあげたいという気持ちからだ。」
Rekhaが同意する。「Salmanは本当に私達家族の一員だ。経済的にも大変助けてくれている。ある日13Lakhsのチェックを持ってやってきた。友達から集めたって言ってね。実際はこれは彼が清涼飲料水の宣伝で得たお金だった。Salmanは彼らに病院にお金を送るように言ったんだ。そう、彼はパフォーマンスやる時やゲストとして招かれる時にお金をとるんだよ。でもこうしてもらったお金の全てが私達の病院にきているということはみんな知っているのだろうか?
先日、いくつかのスポンサーが電話してきて、もしSalmanが彼らのためにパフォーマンスしてくれたら10〜15Lakhsを寄付すると言ってきたよ。Salmanにきいてから連絡すると言ったんだ。
Salmanにこの事を話すと「奴らは騙しているよ。少なくとも50Lakhs以上でないと引き受けちゃダメだよ。」彼はSalman Nightとして友達にも頼んで一緒にパフォーマンスする計画を話してくれた。そしてそれはさっきのスポンサーが払うと言っていた額よりもはるかに多いものだった。
Salmanがどれだけ頼りになるかみんな知らない。非常に私達を助けてくれている。一番良い事はこれを宣伝につかわないという点だ。
ある時、SalmanはVijiに電話してきて「KEMにいって1時間半くらい患者たちに会いたいんだけど」Sewriで撮影中だったがどうやって行けば良いかわからなかった。だからVijiは彼と一緒に行って患者達を元気づけ楽しい時を過ごした。だれもこんなSalmanの一面を知らないが、私達は知っている。
同時に私達は大切な事を学んだ。外見だけで人を判断するのはよくないということだ。」

2000 June 1