成功のシンボル

THE HINDU Oct 15 1999

魅力的なルックスと、自信にあふれた姿、Salman KhanはHindi Cinema界における実力者の一人となった。The HinduのGirija Rajendranが行ったインタビューから抜粋。

1999年の上半期はShah Rukh Khanが疑いもなく1番だった。
今、Salman Khanがその地位にある。“Hum Dil De Chuke Sanam”の大ヒットによるものだ。そして、今さらに“Hum Saath Saath Hain”がリリースされようとしている。
これは Salmanのスーパーヒット映画 “Maine Pyar Kiya”と“Hum Aapke Hain Koun..!”の制作と同じSooraj Barjatya and Rajhshriの作品だ。


“Kahin Pyar Na Ho Jaaye”のセットでSalmanとのインタビューは行われた。Salmanは、特に自分のことに関しては あまり話したくない様子だった。でも、自分の主演した映画のベスト5は何かと聞いた時、すらすらと話し始めた。

「すぐに言えるよ。」Salmanは言う。「“Maine Pyar Kiya”、“Hum Aapke Hain Koun..!”“Karan Arjun”、“
Biwi No.1”そして “Hum Dil De Chuke Sanam”だよ。これらの映画はその完璧なプロモーションの中に成功の要素があるんだ。」
この5本の映画から どのようにSalmanが3人のKHANAamir、ShahRukh)のなかでも特別な立場になってきたかがわかる。こんな成功のなかでも Salmanはメディアに対して愛想が悪いことで知られている。
「絶え間ない個人的な質問には何も答えることはないんだよ。僕はプロの俳優で、仕事のことしか話せない。Pressの人たちとはうまくやれないってことは事実だよ。」と認めるSalman

RajhriMaine Pyar Kiyaの契約をした時、映画の成功は予知していた?その映画をはじめて一番にしたのは 何だと思う?
「だいたいいつも直感でいくんだ」Salmanが答える。「Soorajが奏でるシンプルなファミリーテーマに 僕はとても魅力を感じるんだ。これは全ての人々にもアピールすると思った。映画を見ている3時間は観客が日頃の心配ごとを忘れたいと思っているんじゃないかな。僕らの映画は大きなエンターテイナーであることを忘れたことはないよ。Soorajのもう一つの魅力は心からの彼のストーリーだ。Rajshri Filmは人生や家庭に関して とても美しく ポジティブなんだ。
SoorajRajshri一族のうらやましいほどの愛情をうける家族を常に一緒にしていると感じたね。でも、Hum Aapke Hain Kounをはじめた時、何が本当に期待されているかわかったよ。
Soorajと僕はチームとしてとてもうまくやっていた。お互いに何ができるか理解していたんだ。だから3本目のHum Saath Saath Hainをはじめた時、本能的に僕は心温まるよい主題を持ったこの人と仕事をすると直感したんだ。」
ヒロインが主役というなかでヒーローは脇役的存在だね。たとえばKhamoshiManisha Koirala)やBiwi No.1Karisma Kapoor)はヒロインが主役のキャラクターだった。こういうのは自分があまり重要でないと感じないかい?スーパースターとして これらの2本の映画は気にならなかった?

ヒーローやヒロインということは関係ないよ。その映画の全体的なことを考えるね。それがBox‐Officeにアピールするかどうかだよ。ヒロインがより重要な役であるならば僕はそのように理解できるよ。またそれが正当であるならば2人のヒーローがいてもいいと思うんだ。友達関係の“Saajan”(Sunjay Dutt)や “Andaz Apna Apna”(Aamir Khan)、あるいは兄弟関係の“Karan Arjun”(Shah RUkh Khan)など、ヒーローが二人とも重要な役を演じているということを確信したいね。

加えて、シーンにおいて共演者と僕が相互に影響できたらいいと思う。誰と一緒に働くのも僕はかまわない。もし僕が他の人だとしたら 僕と働きたいと思うよ。一番大切なのはお互いプロとして同等に付き合うことだと思うんだ。たとえばHum Dil De Chuke Sanamの最後でAjay Devganが悲しく立ち去ろうとするシーン。このことを踏まえる一方、僕は自分のポジティブなキャラクターもわかっている。結果は映像に現れていたね。俳優はセット外で競うことはあっても、画面のなかでは適合しなければならないと思うよ。友達あるいは兄弟、どんな役を演じる時も本物でなければね。重要なことは観客はスクリーンでの関係を信じるようになるということなんだ。俳優にとってこれが最高の成功だと思うよ。
Salmanのこのような言及はSanjay Dutt とのSaajanAamir KhanとのAndaz Apna ApnaShah Rukh KhanとのKaran ArjunAjay DevganとのHum Dil De Chuke Sanamのような大成功を収めた映画からも明らかだ。
Shah RukhAamirとならんで 3大Khanとして業界では呼ばれているね。このようにいわれることに対してどう思う?こういうのは好き?ほかの2人のKhanのようにバラエティーに富んだ役を自分もやっていると思う?

3人のKhanがいい仕事をしているという意味でそういうのなら 歓迎だね。AamirShah Rukhも素晴らしい俳優だと知っているから、彼らと一緒に扱われるのは良いことだよ。
僕の12年のキャリアを見てもらえばわかるけれど、僕はロマンティックな役やアクションヒーロー、その他いろいろな役をやってきたよ。そしてそれは観客に受け入れられてきた。個人的には僕はすぐ友達になれそうな隣の男の子って感じかな。実は、Dharmendraのようなスクリーンイメージになりたいんだ。自信に溢れると同時に、傷つきやすい面もある。強いアクションロールやソフトなロマンチックロール、感傷的な役も演じるDharmendraのやり方がいいなぁ。
俳優の弟Arbaaz Khanと監督の弟Sohail Khanのことを聞くと Salmanは熱心に話しはじめた。
Sohailがはじめて監督したPyar Kiya To Darna Kyaは大きなヒットだった。2番目のHello BrotherPyar Kiya To Darna Kyaのようにうまくいかなかったけれど、映画製作は楽しんだよ」

Salmanは他の誰かがその地位にとってかわる時に退く用意はできている。
「この全てのことは移り変わるってことはわかっているよ。仕事は真剣に取り組む。撮影中は100%自分の力をだしてベストを尽くすんだ。」

成功して驚いた映画ってある?
Saajanの大ヒットにはホントに驚いたよ。それに この映画で生涯の友達Sanjay Duttとも出会えたし。僕らは今Ketan DesaiYeh Hai Jalwaを一緒にやっていて、とても楽しんでいるよ。」
とても落ち着いてきたSalman Khanに、よくなかった頃のことについて聞いた。
「僕はFighterで そう簡単にはあきらめないんだ。いつもそうしてきた。でもひとつだけ何とかしなきゃいけないのは僕の短気なところだよ。もっと自分をコントロールすることを学びたい。」

Salman Khanはとても謙虚で感じよく応対していた。彼に関するひどい話についてどのように説明するだろう。彼は何も言わない。現在3人のカーンのなかでももっとも成功しているSalmanをメディアが無視できない時に Salmanは ただメディアを避けているだけだ。

なんか久々やっとまともなインタビューって感じ・・・・