Hum Tumhare Hain Sanam Music Review

Planet Bollywoodより抜粋
ついに4年以上待って、途中3回もタイトルが変わり、作曲家の変更もあったが、ようやくHum Tumhare Hain Sanamがリリースされることとなった。Dil To Pagal Hai以来のShah Rukh KhanMadhuriのコンビ、Hum Aapke Hain Koun以来のMadhuriSalman Khanのペア、Hum Dil De Chuke Sanam以来のAishwaryaSalmanのペアである。このことからこの作品がたいへんロマンティックなものであるということは明らかだ。こんなスターキャストなんてめったにお目にかかることはできない。音楽がリリースされた今、本編が早く公開されることを祈るのみだ。ひとつ確かなのは、この作品には多様なスタイルが織り込まれているということだ。サウンドトラックについても歌詞や曲など内容は非常にすばらしいものとなっている。
K.C.Bokadiaは音楽家たちと強力なスターキャストをバックアップしたかったようだ。Sajid-Wajid, Nikhil-Vinay, Daboo Malik, Bali Brahmbhatt、そしてNadeem-ShravanBappi Lahiriの6人の作曲家達による11曲。様々なロマンスを楽しめるだろう。
タイトルトラックはYash Chopraスタイルのオープニングだ。80年代スタイルの背景がAnuradha PaudwalUdit Narayanによって歌いあげられる。二人ともすばらしい。Nikhil-VinayによるJatin-LalitとR.D.Burmanの多大な影響をうけている。ベースのリズムと聞き慣れたバイオリンの旋律が聴かれる。Sameerの詞はいつものラブスタイルだ。この曲は最小限の手法で完璧な愛すべきものとなっている。
T-SeriesのデュオSonu NagamAnuradha PaudwalチームはDaboo Malikの魅惑的なKhoye Khoye Din Haiを歌う。80年代の雰囲気再びだが、とてもよい仕上がりとなっている。才能あるPraveen Bhardwajの歌詞もすばらしい。ピアノのさびしげなエンディングと歌がもうちょっと長ければなぁと思う人もいるかもしれない。総合的にみてこれは最初の曲に次ぐヒットとなるだろう。
ディスコダンサーBappi Lahiriは陽気なスパイスの効いたGale Mein Laal Taaiを作曲した。Kumar Sanuの声を聞けば、この曲がちょっと前に作曲されたとわかるだろう。Bela Sulakheの音作りは少しカン高く、ちょっとだけSapna Awasthiのようだ。この曲は彼女のキャリアにとって最高の出来ではない。曲全般に耳障りなドラムが続くものの何か一味くわえた試験的な作品であろう。この曲も価値ある一曲と約束される。
いかにも悲しい歌というのがないロマンスとはどういうものだろう?Bali BrahmbhattはSab Kuch Bhula Diyaの両バージョンを作曲した。作詞家Karitk Awasthiの詞によって部分的に非常に悲しげなものとなっていること以外特記することは無い。
Hum Tumhare Hain Sanamのサッドバージョンも今ひとつのできである。ほとんとの悲しい歌のように、これはコーラスとバイオリンによって奏でられている。SonuはK3Gのサッドバージョンを引きずっているようだが、それはたいした効果をあげていない。
Na Na NaDaboo MalikPraveen Bhardwajによる曲で、Salman Khanのために作られたトレイラーのようだ。そして映画の紹介のようにもなっている。Aisa Pehli Bar Hua HaiHar Dil Jo Pyar Karega)に少し似たスタイルの曲で、よくある楽器を用いたコンサートスタイルの歌である。聞いて判断してもらいたい。
Dil Tod AayaSajid-Wajidによるテクノビートの聞いた覚えやすい曲である。ちょっと変化を加え、ギターを加えSonu Nigamの歌は好まれるだろう。Jalees Rashidの歌詞は楽しめる。
Tarron Ka ChamaktaAa GayaNadeem-Shravanの曲だ。これはスタイリッシュなナンバーで、Pardesスタイルの音楽だ。背景やベーシックはMeri Meheboobaととてもよく似ているが、いくつかの違う特徴が加えられ、Uditはいつものように歌い上げている。
SameerTarron Ka Chamaktaですばらしいが、Aa Gayaでは「Life is Love- Able」や「Love isn’t Sale-Able」など多くの不必要な英語歌詞が気になる。Aa GayaSalman Khanのためのもうひとつの曲であり、安定してるといえるだろう。
事実の愛を求める、あるいは彼女にアタックするという男の欲望を表すN-S's jhankaarビートのダンスナンバーだ。Uditはいつものような感じにしあげている。
曲はインストロメンタルトラックで締めくくられる。これはピアノ、バイオリン他の楽器で奏でられていて、楽しむには短すぎるものだ。
11曲に6人の作曲家。全ての曲がみんなに好かれるとは思えないが、楽しめることは確かだ。Hum Tumhare Hain Sanamuは間もなく話題作のひとつとなることは確かである。しかしながら、Shah Rukh Khan- One Two Ka Four, Madhuri Dixit- Yeh Raaste Hain Pyaar Ke、そして Aishwarya Rai- AlbelaSalman Khanはこのリストからはずされた)というキャストを見てみよう。特にOne Two Ka Fourをみてもわかるように、曲は映画のヒットにはあまり影響しないといえる。失敗作、マンネリあるいは新鮮か。Hum Tumhare Hain Sanamはよい作品であることを祈ろう。
20020124